JCA国際称号規程   1994.8制定 1995.1施効

 1. チェス国籍を日本国とするものが国際チェス連盟の規程にしたがい下記の国際称号(以下、この規程ではタイトルチェスという)を取得するときはこの規程にしたがう。

      グランドマスター  GM  (男子及び女子)

      国際マスター    IM  (男子及び女子)

      FIDEマスター  FM  (男子及び女子)

      国際審判      IA 

 2. チェス国籍を日本国とする者へのタイトル授与は、JCA会員のみに対しての、JCA会長による申請と裏書に基づきFIDEが総会の承認裁可を経て行われる。

 3. タイトル受与候補者が受与を希望する場合、JCAに確認審査料を添えてその旨申し込み、この規程にしたがい手続きをすることを必要とする。

 4. この場合、JCAはルール審議会もしくは事務局内に設置される審議会においてその候補者がFIDEのタイトル規程に定めるノルマを充足していることを候補者が呈示する参加した国際競技会のアービター署名によるノルマ達成の証明書等によって確認し、さらにJCA棋士規程、JCAデメリット規程、JCA段位規程等において、何等の違背のないことを審査しなければならない。

 5. JCAは前項の確認審査の完了した候補者から下記の手続きを受ける。

a. .書式記入(本人履歴、ノルマ達成の記録等)
b. 誓約書署名
c. 規程の段位に足りない場合、昇段手続き
d. 手続き料の納入、国際称号登録料及び免状料及び規程の寄付金(棋士会費10年分)の予納。(予納した登録料及び免状料はFIDEにより申請が却下された場合は返還される。JCA審査料は返金されない。)(2001.3.10)

既に、タイトルを持つものが新たにチェス国籍を日本とするときは、前項の内手続き.及び.のみを必要とし、遡ってJCAに料金を納入する必要はない。

 6. 1項を含む全ての国際タイトル(註)はFIDE総会の裁可を経て授与される。ノルマ達成があっても、FIDE総会の裁可のない場合は、そのタイトル(称号)を称することはできない。
(註)国際通信チェス(郵戦チェス)GM、同IM、解答競技、作局競技各GM、IM等全ての分野のGM、IMのタイトルはFIDEのタイトルであり、FIDEによって総会の裁可後有効となる。

 7. FIDEからタイトルを剥奪されたときFIDEおよびJCAはいかなる金員も返金しない。

 8. JCAはFIDE総会および資格審査委員会におけるタイトル裁可審議に際し、FIDE憲章第1章、第2章、第15章およびFIDE/ICCF協定(1968)の一部たりともにつき服従しない事が明らかな候補者、申請者(団体を含む)への裁可に反対する権利を行使できる。

 9. GM、IMの特典
JCAの裏書きによりGM、IMのタイトルを取得したJCA会員(以下タイトル保持者という。)は次の特典を受ける。
JCAより八段を無償で充許される。
1. 国際タイトル保持者はJCAの終身名誉会員として扱われ、年額¥2,000の整理費を支払うことによって本人の意思で退会または重大な違反によって除名等の処分を受けない限り、終身の棋士会費を免除される。終身会員は棋士会費が持つJCAからのメリットを全て受けることができる。
2. 国際タイトル保持者が特定の国際招待競技会に指名で招待された場合、主催者によって受ける待遇はJCAが全て承認する。
3. 国際タイトル保持者はJCA公式競技会(ジャパンリーグを含む。)に無料で招待される。ただし、全日本選手権全国大会は一般会員と同じく有償である。
4. 国際タイトル保持者、招待、オープンを問わずFIDEレイティング競技会に参加する時、棋士会員がJCAに納入すべき金員は免除する。ただし、オープン競技会に参加する時は、事前に報告しなければならない。また競技会終了後その成績を相手レイティングとともに報告しなければならない。この成績は会報に掲載し、発表される。報告はJCAがFIDEの発表の正誤を確認するため絶対に必要な条件である。

 10. 国際タイトル保持者が「選手規程」に定める国際大会に参加する時の条件は非タイトル保持の棋士と同じ扱いを受ける。