競技会の名称等に関する規程
             1979.3制定  1993.10修正

0. 競技会の名称、および競技会の結果、成績に従って与えられる諸資格・称号等に関し、重複や錯誤を起こすことを排除して、秩序ある正統性を与えるためこの規程を設ける。この規程はまた、参加者や第三者に競技会の規模や目的に誤解を与えることを避けることを目的とする。
競技会や資格について、公的もしくは社会的広がりを持つ名称は権限のない個人や一部のグループが閉鎖的に自分のものとして、もて遊ぶものであってはならない。(例:フレンドシップ大会。会員なら誰でもフレンドシップに加わりたいものだ。)
チェス競技会の関係者は、そのチェス競技会のもつ社会的な意義と責任を自覚することが不可欠であり、競技会の名称は、正しくその競技会の性格を示すときのみ、かつJCAの定める手続きにしたがってのみ使用することが出来る。

1. この規程は日本国内で下記のチェス競技会が開かれるとき適用される。

1. 名称(タイトル)に資格、称号、地位、に関する言葉を使用する競技会。

1. 用語の定義。

「選手」 下位公式競技会の結果またはその他JCAの定める手続きによる選考を経て公式競技会に参加する/したもののみを選手という。
「選手権」 予選または選考の結果与えられる上位公式競技会の選手として指名される参加優先権のみを選手権と言う。
「選手権戦」 (選手権決定戦)とは、上位競技会に対する選手権を与えられる者を決めるための予選競技会のみを選手権戦(等)と言う。必要な場合には、順位を付して選手権者複数人を選出する。
「チャンピオン」 選手権戦、もしくは、独立にそれ自身ステイタスを持ち上位競技会をもたないJCA棋戦の優勝者のみを競技会の目的とする分野のチャンピオンという。
「限年タイトル」 選手権者およびチャンピオンを定める棋戦には必ず年度を競技会名に明記された年度に付いてのみ有効とし、タイトルの呼称に際しては、必ずその年度を併記しなければならない。但しその年度が暦上の現在と一致するときは年度の併記を省いてよい。

2. 競技会に選手権戦、選手権決定戦等、チャンピオン決定戦、等の資格、称号、地位、に関する名称を用いるときは下位予選を含めて全ての参加権者の属する地域、界層、集団名等を限定する銘辞を正確に加えなくてはならない。

3. 選手権決定戦はそのままチャンピオン決定戦でもあり、チャンピオン決定戦は必ずしも選手権決定戦を意味しない。

4. 選手権戦、選手権決定戦等、チャンピオン決定戦、等の名称を含む競技会は、すべてJCA公式戦とし、開催は次の場合に限定する。

a.JCAが定める各種全日本選手権等。
JCAを主催としJCA事業部が開催する。
b.JCAが定めるその他の各種選手権等。
JCAを主催としJCA事業部またはJCAに登録された、その分野の連盟もしくはSIGもしくは都市基幹の指定を受けたクラブがJCAから委嘱されて開催する。
c.企業名、商品名等を冠するチャンピオン決定戦等。
企業とJCAおよびJCA事業部との契約により開催する。
d.クラブ/サークルの開催する決定戦等。
@.

クラブ/サークルが公式対抗戦の為の選手を決定するときの選手権決定戦。
この場合はそのクラブ/サークルはJCAに登録されていることを必要とし、競技会名を19OO年OOチェスクラブ(サークル)選手権(者)と称さねばならない。

A

クラブ/サークルがそのクラブ/サークルの名目的棋力第1人者を決めるとき。
この場合はそのクラブ/サークルはJCAに登録されていることを必要とし、競技会名を19OO年OOチェスクラブ(サークル)チャンピオン決定戦、優勝者を19OO年、OOチェスクラブ(サークル)チャンピオンと称さなければならない。

2. 日本国または日本を分割する地域名、県名、都市名、市町村名を表す名称等が使用される競技会。

3. 競技会に、社会的に確立した界層、部分社会を一般的に示す言葉が使用される競技会。

4. 特定集団名(企業、学校、職業、団地組合等)が使用される競技会。

5. 不特定、多数のものに参加を呼びかける競技会。

この種の競技会を「オープン競技会」という。「オープン競技会」の名称には1−1.から1−4.を組み合わせることができる。この場合は、参加者を名称の示す、階層、部分社会に属するものに限定することができる。
それ以外の場合、「オープン競技会」には全てのJCA会員に対し参加の条件を差別することはできない。
2. 日本国に存在するチェス愛好者はJCAの規程に従い、自分の属さない分野を限定する名称をもつ競技会を除いて、だれでもJCA会員となることによって全ての公式戦に参加する無制限の権利があるから、1項によって定義された競技会を開催するものは全てのチェス愛好者に告知することを必須とする。この告知は、JCAの定める方法によって、JCAの機関誌等に公告することをもって必要、十分とする。

3. 名称が上記1.条のうち1つ以上に該当する競技会の開催は、JCA事業部またはJCAに所属する当該県、地区連盟、基幹都市クラブがJCAから書面による認可を受けた後にのみ開催できる。
4. この規程に反する競技会を開催し、あるいは参加したものは程度にしたがい次のペナルティーを受ける。

A. 警告
B. 棋士メリットの期限付き停止
C. 棋士除名
D. 一般会員メリットの期限付き停止
E. 会員除名
F. 罰金

5. チェスの特殊分野を代表してFIDEに加盟する国際組織(例・ICCF)にJCA以外の団体が日本を代表して加盟しているときは(例・JPCA)その分野に関して、開催する競技会は下記の条項の全てを満たすことを条件として、FIDEとその国際組織との契約に従い、この規程の適用から除外される。

A. 競技開催者は、その国際組織がFIDEとの間に取り交わした契約にいささかも違背しないこと。

1. FIDEの憲章に示す、理念と、諸規程を承認すること。

1. 競技会はその分野のみに特定され、競技会名称(タイトル)には必ずその分野を明示すること。
2. JCAが日本国内において、チェス界の全てにわたり、唯一最高の権威を持つこと、この権威はJCAに登録加入のあるなしに関係なく、全ての個人、団体に及ぶことを承認すること。
3. JCAの会則の主旨と諸規程を承認すること。
4. その分野特有の技術的な問題を除き、チェス界の秩序の維持、ルール解釈、国際慣習の適用等に関する紛争等の解決に付いてはJCAの裁定を最終とすることを承認し、共通の利益である正しいチェスの普及に協力すること。

2. JCAとその団体は、それぞれ自主独立の別の機関として、相互に承認し、共通の利益である正しいチェスの普及に協力すること。

3. JCAとその団体は、たがいの内部の事情に干渉しないこと。

B. JCAは、その団体が定める、その特殊分野における諸タイトル、資格獲得者について、その団体の会長または代表者から報告、承認要請を受けることを条件にそれを裁可しJCAのタイトルと同様に待遇する。この報告、承認要請のない特殊分野のタイトルについては、JCAは承認を保留する。