ルール著作に関する規定   1994.8制定

0.

現在世界共通のものとされるチェスのルールはFIDEの定めたチェスの棋約(The Law of Chessいわゆるチェスのルール)および諸則(regulations)に基づくものである。
このルールはFIDE加盟各国協会が協力して作成し、FIDE及びFIDE加盟各国協会が共同所有するところの知的財産である。(1979FIDE決議)

1.

この世界共通のチェスのルールは全ての人に開かれているものの、日本国内に於いてこれを出版するときは、その所有者であるJCAの書面による承諾を必要とする。
チェスのルールの著述に当たってはFIDEの制定したところを離れて、改変してはならない。

2. 日本語訳の正典としての翻訳権及び出版権はJCAのみが占有し、他者はこれを侵せない。

3.

著作物の中で引用の必要上、原典から一部ずつを試訳(私訳)するときは、その必要の限度を超えない限りに於いて自由とする。この場合、執筆者ならびに出版者はJCAからその試訳ないし解説に誤りの指摘を受けたとき訂正の指示に従うことを必要とする。
JCAの指示に従わない場合JCAは、出版者に対しその出版の停止と回収を求める権利を保留する。

1. (1995.1)ルールの解説に重大な誤りのある場合も同様に扱う。

4. FIDEの承諾のある場合を除き、チェスのルールに関して他者の著作を監修し、または校閲して権威付けすることは何びとも行うことができない。(1979FIDE総会決議)

5.

上記に違反する行為に対しては(たとえ無償の配布でも)著作権法等の違反としてJCAは違反者に生ずる二次著作権から発生する利益の合計額等を権利侵害に対する損害補償額と併せて違反者に請求する。